劉鋒先生の故郷の福州を観光してきましたので、写真をご紹介したいと思います。
福州は、福建省の省都です。武夷山から流れてくるビン江の下流にあり、昔から貿易港として栄えてきた街で、2000年を超える歴史を持っています。
(赤い部分が福建省)
福州の中心部に「三坊七巷」があります。三坊七巷は、2010年に中国政府が選定した10か所の「国家歴史文化名街」の1つで、明、清の時代の建物や街並みが残された地区です。
(ホテルの22Fから見た三坊七巷)
三坊七巷の真ん中には、「南後街」という広い路が南北に通り、西側に「衣錦坊」「文儒坊」「光禄坊」の3つの坊が、東側に「郎官巷」「塔巷」「黄巷」「安民巷」「宮巷」の5つの巷があり、碁盤の目のような街のつくりです。
(朝の南後街の散策)
南後街は、にぎやかな通りで、楽器店、郵便局、本屋、お茶店、雑貨店、おしゃれなカフェなどが並びますが、昔の街の雰囲気を守っていることに感心します。お店を覗きながら歩くと時間を忘れそうです。福州名物の「魚丸」や「肉燕」のお店、フレッシュな南国の果物のジューススタンドなどもあって、食べながらの散策も楽しいものです。
坊や巷の入り口には、「牌楼」という門があります。にぎやかな南後街から、牌楼をくぐって入ると、静かな路地がのびています。このような路地には、古民居やティールーム、ギャラリーなどがあり、路地歩きも素敵ですよ。
劉鋒先生のご実家は、三方七巷の光禄坊にあり、「劉家大院」として、その一部分が三坊七巷を紹介する博物館になっています。
(劉家大院の正面の部屋)
中に入ると、外の厳しい暑さが和らぐのは、木をふんだんに使っているからでしょう。ゆったりした部屋、中庭、2階に続く階段、装飾のあるガラス窓など、古民居の落ち着きが心地よい空間です。
(光禄坊から見た正面の門)
福州は、ほかにも、古いお寺や塔、ビン河のクルーズ、ガジュマルやマンゴーの並木など、見どころがたくさんあり、楽しい旅になりました。
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